iDeCo2.0制度改正を振り返りつつ、資産運用に対する自身のスタンスについて考える。加入年齢が70歳までに拡大されたり、掛金限度額が大幅に引き上げられるなど、老後を見据えた資産形成に使いやすい制度へと進化する。企業年金のある会社員や公務員も拠出限度額が拡充され、所得控除のメリットがぐっと大きくなった。素直にありがたいと感じる。
一方で、将来受け取る時点ではどうしても税金がかかる。iDeCoだけでなく退職所得控除などの有利な仕組みもあるが、その枠を超えれば税負担は避けられない。税金を最小化したいな、と思うものの、国のルールは今後改善することがあるかもしれないし、逆に改悪される可能性も十分にありうる。
ワタシとしては制度の変化や将来の税率に思い悩みすぎるより、今は税制優遇の恩恵を最大限に使いながら資産拡大のほうにフォーカスした方が合理的だと感じている。資産運用の成果が大きいほど、多少税金がかかったとしても十分にリターンを享受できる可能性が高い。受取時の最適な方法やタイミングについては、その時々の制度や自身の状況で柔軟に対応すればよいのではないだろうか。
節税テクニックよりも運用の最大化。そのためには、制度改正に合わせて拠出限度額をしっかり引き上げ、リスク許容度に合わせて積極的に活用していきたい。資産運用に割く努力はできるだけ成果に直結する部分に注力し、細かな税制への不安は一旦横に置いてしまおうと考えている。
実際のところ、退職金がさほど多くない点であまり悩む必要がない・・・という悲しさが本当のところである。資産拡大や税制についてあれこれ思いを巡らすものの、現実の退職金額を前にすると意外と潔く割り切れてしまうだけとも言える。